多いご相談のひとつに、パニック障害があります。
軽い人ならば一回のカウンセリングで改善が見られ、
「帰りはなんと!急行電車に飛び乗って帰宅しました!」と嬉しいメールをいただきます。
が、一言にパニック障害と言っても程度の重さはピンキリで、
つまり”電車に乗れない”という症状の奥に複合的な原因がからんでいると
いちばん奥から手をつけて行くようなことになります。
それが幼少期の親子関係にまでさかのぼるケースも珍しくはありません。
・他人に助けを求められない。甘えられない。
・親にも助けてもらえたことがなく、いつも自己解決してきたし。
・だいいち他人を信用していない。
・つまり自己価値が低い。助けてもらう価値が自分にはないと思っているから。
・甘えられないから、いつも自力のみ。だから緊張して警戒して、消耗している。
・そんな人に限って、周囲からはいつも元気な人と見られているのでよけいヘルプがもらえない。
・だいいち他人に弱みなんか見せたくないのだ。
・でもそれも限界になってきたようで。。。
・だんだん立ち向かえる力がなくなってきた、自信がなくなってきた。
すると---突如人混みや電車が怖くなってしまった!?
というようなことが考えられます。
パニックが表面に出ていますが、うつの一つの症状のように思えます。
自分を最優先に。全力で自分のご機嫌を取るワークをしていきましょう。